PMPに合格したので勉強からの解放感がすごい・・・!
先日プロジェクトマネジメントの資格であるPMPに合格しました!
2023年8月受講
せっかくなので、PMPが気になっている方や合格したい方に向け、私の体験をシェアしたいと思います。
PMP(Project Management Professional)とはどんな資格か?
PMPとは、PMI(プロジェクトマネジメント協会)が認定しているプロジェクトマネジメントの資格です。
The Project Management Professional (PMP)® Certification from PMI is an acclaimed industry-recognized certification for project managers. Get started here!
アメリカ発祥ですが、全世界に140万人の資格保有者がいるとのことです。
試験概要
試験時間 | 230分 ※別途60問ごとに休憩時間10分取得可 |
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問題数 | 180問 ※60問×3 |
合格基準 | 正答率約60% ※公式情報なし |
試験形式 | CBT方式 ※PC上のテスト |
試験会場 | ピアソンVUE社 or オンライン ※PMIサイトで予約必須 |
受験資格
最終学歴によって受験資格が変わります。
3つ目は共通していますが、通常は「35時間のプロジェクト管理教育/トレーニング」が必須になる方がほとんどだと思います。
大学 |
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高校または中学 |
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受験費用
受験料 | 再受験料 | 更新料 | |
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PMI会員 | US$405 | US$275 | US$60 |
一般 | US$555 | US$375 | US$150 |
PMI会員申請料:US$152.9
森田の試験結果
私のスタートラインと試験結果は以下の通りです。
資格挑戦前の状態
私は社内外の各種プロジェクトに関係してきました(社会人歴の7割以上が何らかのプロジェクト)。
- クライアント企業のコンタクトセンターやバックオフィスセンターの立上げ(20センター以上)
※年間売上数億規模のプロジェクト含む - クライアント企業のカスタマー向けのFAQやチャットボットの導入/改善
- クライアント企業のカスタマーサポートのアセスメント/コンサルティング
- 社内の新サービス開発やKPI改善、ナレッジマネジメント推進等
だいたい自分でPM(プロジェクトマネジャー)をやるか、管理職として部下がPMを担う複数プロジェクトを束ねていることが多いです。
試験結果
私の試験結果は「Pass」(=合格)で、総合評価は「Above Target」(=4段階中最高評価)でした!
一発合格できて良かったです。
なお、合格には「Target」以上の評価が必要です。
また、内訳として3つのドメインがありますが、こちらいずれも「Above Target」でした!
勉強期間/時間
上記結果を出すまでに勉強した期間や時間は以下の通りです。
勉強期間 | 2か月弱 |
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勉強日数 | 38日間 |
勉強時間 | 約85時間 ※35時間の必須研修含む |
会社の仕事に加え、ブログやメルマガ等の情報発信も行っていたのでなかなか勉強時間の確保ができませんでしたね。
必須研修を除く勉強時間が約50時間ですが、その半分は3日間に集中しています(模試や本試験前)。
森田が合格までにやったこと
時系列の順でどんなことを私が行ったかをまとめていきます。
35時間の必須研修
こちらは勤め先の会社が指定した「アイシンク(I-Think)」さんを利用しました。
アイシンク株式会社は、「プロジェクトの成功」ただそれだけを目指して、そのために有効な様々なサービスをご提供しております。PMP資格取得のサポートやプロジェクトマネジメントの基礎から応用まで幅広くカバーする企業研修をはじめ、企業で生じる様々な問題を解決するコンサルティングやトレーニングプログラム等を、お客様のケースに応じた最適な形でご提供いたします。
料金が30万円前後くらいで高額だったと思いますので、会社負担じゃないと厳しいですね。。
必須研修の35時間は5日間(1日7時間)に分けてZOOMでの受講でした。
最初の4日間でアイシンク独自のテキストを一気に詰め込むので、かなりお腹いっぱいになります。
最後の5日目は模擬試験を行い、自分の実力値を知るとともに、本試験対策を講師の方から教えてもらえて有意義でした。
受験申請(プロジェクトマネジメントの実務経験の証明)
私は大卒なので、36か月以上のプロジェクトマネジメントの実務経験を添えて受験申請が必要でした。
PMIの拠点がアメリカなので、当たり前のように英文で申請が必要です。。
この辺りはアイシンクさんのサポートがかなり手厚くて助かりました。
どんな風に受験申請をまとめれば良いかのサンプルの提供はもちろん、サポートセンターで添削も行ってくれます。
極めつけは日本文を英文に翻訳までしてくれて至れり尽くせり。
35時間の必須研修だけでなく、合格までのトータルサポートをしてくれる企業を選ぶと良いかもです。
本試験前日までの勉強
必須研修以外は、私は以下の勉強法でした。
- アイシンクのWBT(Web上の3種類のテスト)を3周
※3周目は正答率9割超の水準 - 試験前はWBTの問題を1問1分で解くことを意識
- WBTの不正解だった問題を記録
- WBTの不正解箇所に該当するアイシンクのテキストを熟読
- 定期的にアイシンクの「プロセス俯瞰図」や「プロセス解説図」で全体像を紐づけ
会社からはPMBOKテキスト第7版を購入してもらっていましたが、一切使わず(笑)
アイシンクさんの教材を反復学習すれば間違いないという感じでしたね。
ちなみに、実務上の判断とPMIが求めるスタンスは若干異なる部分はあるので、問題の解説を読んで割り切って覚えることをおすすめします。
本試験当日
本試験当日は以下の対策を行いました。
- 余裕を持って会場に到着
※30分前集合のところ45分前には到着 - タイムスケジュールは85分・75分・70分に設定
※ほぼ計画通りに進捗 - 明らかにおかしい選択肢は取り消し線機能で消込み
※英訳した日本語なので意味不明な単語や文章が一定数紛れ込みます・・・。 - 耳栓を借りてノイズを遮断
- 10分休憩は必ずトイレ、水分補給、糖分補給(ラムネ)、ストレッチを行い集中力維持
なお、試験時間は230分からのカウントダウン方式なので、試験開始直後にメモへ上記タイムスケジュールの終了分数を書き込みました(145分・70分・0分)。
【参考】本試験の感想
試験ごとに傾向は変わると思いますが、私の本試験の感想は以下の通りです。
- 全般的な難易度はアイシンクのWBTより易しめ
- とは言え、意味不明な単語や文章も多め
※必要に応じて英文機能で英語のニュアンスも確認必要(英語苦手なら単語だけでも) - アジャイル型やハイブリッド型の問題は多め
- 問題文のケースに沿って最適な回答を選ぶ形式の問題が多いので完全な暗記は不要
- ただし、問題文から現在のフェーズの読み解きやITTO・各文書のだいたいの意味や用途は押さえておく必要あり
- 試験会場は遵守するルール多いので、会場で配布される書面を読み、監視員の指示に従うこと
※最悪の場合、不合格扱い
さいごに
いかがでしたでしょうか?
PMPはプロジェクトマネジメントの実務を行う上で必須というわけではないですが、体系的にプロジェクトマネジメントを学ぶ良い機会になりました!
特に今まで携わってきたプロジェクトはすべて予測型(ウォーターフォール型)だったので、アジャイル型のプロジェクトマネジメントの手法を知れたことが大変勉強になりましたね。
あと、大半の資格は独学で十分ですが、PMPは受験申請もハードル高いので、アイシンクさんのようなトータルサポートをしてくれる企業をいかに活用するかが非常に大事だと思います!
ご参考になれば幸いですm(_ _)m
PMPは部下も同時期にアイシンクの対策講座を受講したので、一足先に一発合格できて本当に安心しました・・・!
危うく示しがつかないところでした(笑)
あとPMPは3年ごとに資格の更新が必要みたいなので、忘れずに更新したいですね。