パラレルキャリアって最近よく聞きますが、ぶっちゃけどんなメリットがあるんですかね??
そうですね。いろいろありますが、実際にパラレルキャリアを実践中の私が感じるメリットとデメリットについて解説していきますね!
パラレルキャリアの4つのメリット
まずは、メリットですが、個人的には以下の4つが挙げられますね。
- 起業・独立のスモールステップを踏める
- 自分の知見・交流が広がる
- キャリアのリスクヘッジになる
- 収益の分散化につながる可能性がある
では、順番に見ていきましょう!
【メリット1】起業・独立のスモールステップを踏める
「ゆくゆく起業や独立したい!」という方におすすめなメリットですね。
本業ですでに生活に困らないだけの定期的な給与支給がベースにあるので、チャレンジしたい分野に段階的に小さく参入していくという低リスクの攻め方ができます。
イチかバチかはビジネスではなくギャンブルなので、スモールステップを踏みながら、勝算があるかどうかを判断しましょう。
今はブログやYouTubeだけでなく、noteやBASE、SHOWROOMなど無料ではじめられるサービスはかなり各方面で充実してきているので、自分が提供したいものとマッチしそうなものを活用すると良いですね。
ちなみに、私はしばらくブログでの発信がメインでしたが、ブログのアクセスが集まったことをきっかけに出版し、その後は少しずつkindle、noteなど多角化してきています。
【メリット2】自分の知見・交流が広がる
学習欲が強い方向けのメリットですね。
会社以外でビジネスやろうと思うと、意外と知らないといけない知識やスキルが多いものです。
私が学んだことでいけば、ざっと挙げても以下のとおりです。(まだまだレベルアップが必要なもの多いですが)
- HTML・CSSのちょっとした編集
- マインドマップの作り方
- ランディングページの作り方
- オンライン会議室ZOOMの使い方
- 動画編集の仕方
- GIFアニメの作り方
- 書籍の構成の仕方
- Kindle出版の方法
- ペイパルの設定方法
- SNS(Twitter・Facebook・インスタグラム)の活用
- Facebook広告の出し方
- 確定申告の電子申請方法
また、けっこう会社勤めの方だと、営業のみ・経理のみ・アフターサービスのみなど、縦割りの経験しか積めないことが多いものですが、個人ビジネスだと基本的にひとりで複数の役割をこなす必要があるので、ビジネスの全体像をつかむことができますよ!
さらに、個人ビジネスでは普段知り合えない層の方と交流できることもありますね。
私は、ブログをとおして出版社の担当者や、協業を提案していただいた企業の方と、いっしょにビジネスしたり、お話する機会をいただくことができました。
オンラインサロンに入ってからは、私のようなパラレルキャリアを実践中の方もいれば、起業されている方、フリーランスの方など、普段知り合えない方と交流できて、視野が広がりましたね。
【メリット3】キャリアのリスクヘッジになる
最近、AIやRPA、IoTなどの発展で「ヒトの仕事がなくなる」といった意見を多く見受けます。
いま現在勤めている会社が、私たちが定年を迎えるまでにあるかもわかりませんよね?
私の会社も、コンタクトセンターやバックオフィスなどのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスを提供することがメインの労働集約的な業態なので、モロにAIやRPAなどの影響を受けてしまう可能性大です。。
まだまだ過渡期とはいえ、最終的には本業がどう転ぼうと、自分の生存戦略的にも、いろいろと個人ビジネスをとおして経験やスキルを積み上げていくことが最大のリスクヘッジだと実感してます。
実際、キャリアを金融資産だとした場合、本業一点張りはリスク高過ぎですからね。
キャリアもリスク分散の時代だと感じています。
【メリット4】収益の分散化につながる可能性がある
パラレルキャリアは、必ずしも収益を得ることが目的ではありませんが、価値がある商品・サービスを展開しているなら、然るべき対価を得ることもあるでしょう。
本業の定期的な給与収入以外にも収益源があると、かなり精神的に安定感が違いますよ!
100%本業だけが収益源だと、会社から理不尽な指示があっても飲まざるを得ないことが増え、知らず知らずのうちに社畜化してしまうリスクもありますしね。
できれば、やりがいあることを仕事にして収益を得ることも目標にしてみると、いつもと違った仕事の面白さがわかるかもですよ。
とはいえ、収益に囚われ過ぎると、パラレルキャリアが行き詰まることもあるので、自分の商品・サービスの価値を高めることをまずは優先させると良いですね。
パラレルキャリアの2つのデメリット
今度はデメリットです。個人的には以下の2つが挙げられます。
- 可処分時間がなくなる
- タスク管理がより一層煩雑
では、こちらも順番に見ていきましょう。
【デメリット1】可処分時間が減る
本業以外の可処分時間を使って個人ビジネスを行っていくわけですから、当然可処分時間が減りますね。
参考までに私の1日のタイムスケジュールはこんな感じです↓
会社員×エクセル専門家のパラレルワーカー森田の1日のタイムスケジュール | パラレルキャリアで生きていく。
目次1 標準的なタイムスケジュール2 【パターン1】平日3 【パターン2】土日A(家族と過ごす日)4 【パターン3】土日B(個人ビジネスがっつりな日)5 さいごに5.1 関連 標準的なタイムスケジュール 1週間の中で、私・・・
特に、家族がいる方は、パートナーや子供のイベントなどもありますから、貴重な自分の時間から、個人ビジネスのための時間を捻出しなくてはなりませんね。
一応、現実として知っておくと良いでしょう。
なので、ほんとうに自分が趣味の延長でできるテーマの個人ビジネスを選ぶことが重要になりますね。
そうすると、ゲームや読書の時間のように趣味感覚で継続しやすくなりますから。
時間の使い方は未だに永遠の課題ですね。
家族がいる方は、特に「何を優先するか」をしっかり決めておかないと全部中途半端になってしまいますのでご注意を!
【デメリット2】タスク管理が煩雑化
個人ビジネスも、やることを増やして行くといろいろタスクが増えてきます。
参考までに私の場合は、個人ビジネスでは以下のようなタスクを月の中で実行していますよ。
- ブログ記事執筆(エクセルのブログと当ブログ)
- メルマガ執筆
- オンラインサロン内のエクセルチームの課題作成・チェック
- オンラインサロン内のエクセルチームのミーティング
- Noteのコンテンツづくり
- オンライン講座用のスライド作成
- サロンメンバーなどとオンラインの打合せ
特に、オンライン上とはいえ、打合せ関係は本業の残業が長引くとお相手に迷惑をかけることになるので、スケジューリングがけっこう大変だったりします。
本来、ゆっくりしたい時間帯に作業をするわけですから、自分なりのゴールデンタイムを探す必要もあります。
自分の生活習慣と本業や家庭との兼ね合いを試行錯誤して、個人ビジネスのタスクをその中に落とし込んでいかないと、いずれ破綻しますね。
私の場合は、試行錯誤の結果、朝の出勤前の30分程度と、帰宅後の1~2時間が個人ビジネスの時間で定着しました。
最初は無理のない範囲で少しずつ自分の習慣の中に個人ビジネスのタスクを入れて行きましょう。
筋トレ感覚で、慣れてきたら負荷を上げる、といったことの繰り返しですね。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
「パラレルキャリアは正義!」みたいなことは言うつもりはなくて、あくまでも個人が自己のキャリアを好きなように謳歌すれば良いと思っています。
ただし、100年ライフを提唱する名著「LIFE SHIFT」では、今後100年ライフをサバイブするために3つの無形の資産(生産性資産・活力資産・変身資産)が必要と謳っていますが、この3つの資産を充実化させるためには、パラレルキャリアを実践することはひとつの手法としては有効ではないか、とも思っています。
これからは変化が大きい時代ですから、少しずつ未来の自分に向けて投資をしていくことも選択肢のひとつに入れてはいかがでしょうか。
ご参考になれば幸いですm(_ _)m
パラレルキャリアはけっこう向き・不向きはあるかもですね。
個人的には、いろいろ違うことやりたい派なので、精神の安定化につながっていますが、逆に気持ちの切り替えが苦手な人は精神的にきついかもです。
その辺は、個人の資質なのか、スキル的な問題なのかは非常に気になりますね。